稲葉丹下いなばたんげ)” の例文
比良野氏ではこの年同藩の物頭ものがしら二百石稲葉丹下いなばたんげの次男房之助ふさのすけを迎えて養子とした。これは貞固が既に五十歳になったのに、妻かなが子を生まぬからであった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)