秩父在ちちぶざい)” の例文
秩父在ちちぶざいに昔から己の内に縁故のある大百姓がいるから、そこへ逃げて行こうというのだ。いの背中で、上野の焼けるのを見返り見返りして、田圃道たんぼみちを逃げたのだ。秩父在では己達を歓迎したものだ。
里芋の芽と不動の目 (新字新仮名) / 森鴎外(著)