トップ
>
秤量
>
しょうりょう
ふりがな文庫
“
秤量
(
しょうりょう
)” の例文
ところが、その結果、理智の
秤量
(
しょうりょう
)
が反対になってしまって、かえってこっちの方が、犯人の
設
(
しつら
)
えた
秤皿
(
さら
)
の上に載せられてしまったのだよ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
緑雨の作の価値を
秤量
(
しょうりょう
)
するにニーチェやトルストイを持出すは牛肉の香味を以て酢の物を論ずるようなものである。
斎藤緑雨
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
と法水は彼に似げない神秘説を吐いたが、云うまでもなく、奥底知れない理性の蔭に潜んでいるものを、その場去らずに
秤量
(
しょうりょう
)
することは不可能だった。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
それゆえ、ここでもし
法水
(
のりみず
)
が、伸子の
秤量
(
しょうりょう
)
を機会に転回を計ることが出来なかった
暁
(
あかつき
)
には、恐らくあの暗黒凶悪な
緞帳
(
カーテン
)
が、事件の終幕には犯人の手によって下されるであろう。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“秤量”の意味
《名詞》
はかりで重量をはかること。
一つのはかりではかることができる最大の重量。
良し悪しなどを見定めること。
(出典:Wiktionary)
秤
漢検準1級
部首:⽲
10画
量
常用漢字
小4
部首:⾥
12画
“秤量”で始まる語句
秤量機