磚𤗼ついじ)” の例文
南無三なむさんしてやられしと思ひしかども今更追ふても及びもせずと、雉子を咬へて磚𤗼ついじをば、越え行く猫の後姿、打ち見やりつつ茫然ぼうぜんと、噬み合ふくちいたままなり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)