砕片きれっぱし)” の例文
旧字:碎片
もう今ごろは石の砕片きれっぱし、一ツなかろう、仮令よしあってもそれが墳墓であったことを、姉小路卿なる国司の在りし世を忍ばせる石であったことを、誰が知ろう、月の世界に空気なく
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)