“砒食人”の読み方と例文
読み方割合
アーセニック・イーター100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、要するに、あの千古の神秘は、一場の理化学的瑣戯さぎにすぎないのだよ。ところで支倉君、君は砒食人アーセニック・イーターという言葉の意味を知っているだろうね。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ところが、ロダンの『接吻キッス』の中から、僕がいま発見した内容にも記されているとおりで、ダンネベルグ夫人もやはり砒食人アーセニック・イーター——常日頃神経病の治療剤として、夫人は微量の砒石を常用していたのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)