矛隊ほこたい)” の例文
しかしそれは“新手あらてがわり”の扇開陣かと見えもする。——蜘蛛くもの子と散ったうしろ側の二段の陣には、旌旗せいき、弓列、霜のごとき矛隊ほこたいが、厳然として控えていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)