“矒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くら50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木村は新聞社の事情にはくらいが、新聞社の芸術上の意見が三面にまで行き渡っていないのを怪みはしない。
あそび (新字新仮名) / 森鴎外(著)
程近い線路を、好摩かうま四時半發の上り列車が凄じい音を立てゝ過ぎた頃、一行は小川家に着いた。噪いだ富江の笑聲が屋外までも洩れた。岩手山は薄紫にけて、其肩近く靜なる夏の日が傾いてゐた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)