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矒
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ぼ
ふりがな文庫
“
矒
(
ぼ
)” の例文
程近い線路を、
好摩
(
かうま
)
四時半發の上り列車が凄じい音を立てゝ過ぎた頃、一行は小川家に着いた。噪いだ富江の笑聲が屋外までも洩れた。岩手山は薄紫に
矒
(
ぼ
)
けて、其肩近く靜なる夏の日が傾いてゐた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
矒
部首:⽬
21画