トップ
>
睾
>
きん
ふりがな文庫
“
睾
(
きん
)” の例文
その薄い膜を破って腸を胴の方へ押し付けると背中の骨の処人間ならば腰という処に色の白い
玉子形
(
たまごなり
)
の米粒位なものが一つ見える。それが即ち鶏の
睾
(
きん
)
だ。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
客の三人は珍物よと聞きて
賞翫
(
しょうがん
)
しつつ小山夫婦
頻
(
しきり
)
に感歎し「なるほどこれは無類だ。
柔
(
やわらか
)
いこと綿の
如
(
ごと
)
くでその中に何とも言われん味がある。しかし中川君、鶏にも
睾
(
きん
)
があるかね」主人「あるとも、動物だもの。ただそれが背中の内にあるから
素人
(
しろうと
)
に分らん。かつ去勢術が豚や馬に比して困難なのもそれがためだ」
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
睾
漢検1級
部首:⽬
14画
“睾”を含む語句
睾嚢
睾隠