真裸まつぱだか)” の例文
旧字:眞裸
「さう言へば、顔は全くお前さんだ。だけど、わたしはまだ安心が出来ないから、真裸まつぱだかになつてごらん。」
悪魔の宝 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
また猟師に聞くと、猿を手捕にすると、よく皮を生剥いきはぎにする。皮はその儘乾かして冬着にするのださうだが、真裸まつぱだかにされた猿は、自分の毛皮を見てはらはら涙を流すさうだ。