“真柄”の読み方と例文
読み方割合
まがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今こそあのかたさまは人もきらう裸稼業かぎょうのお相撲取りに身を落としてでござりまするが、身がらお素姓を申しますれば、由緒ゆいしょ正しき五百石取りの旗本真柄まがら権之丞ごんのじょう様の
朝倉の家来真柄まがら十郎左衛門が、途方もない大太刀を振り廻したなんどという戦場がここだ。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ほり一つ向こうへ越した市ガ谷本村町のかど地面に、それなる不逞漢ふていかん弥三郎が、今、旗本真柄まがら弥三郎に成りすまして、そしらぬ顔に高禄こうろくの五百石を私しているということがわかりましたものでしたから