真中たゞなか)” の例文
旧字:眞中
栄子が何うして三人の子供まで取られたうへに、実家からさへもうとまれて独りで世のなかの真中たゞなかおよぎ出さなければならなかつたかと云ふ事情が、段々明かになつて来た。
質物 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)