白雨びゃくう)” の例文
それぎり青年画家の行衛ゆくえは知れなくなってしまった。その夜は近隣の村々に黒風こくふう白雨びゃくうたけりに猛り狂いに狂った。
森の妖姫 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして一瞬、掃いてゆくような白雨びゃくうが、さあっとはや雨脚あまあしでかけぬけた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)