癪持しゃくもち)” の例文
手前主人などは、その鵜呑みの方でござりましたから、腹の中をくるくる廻って、時々咽喉のどへつかえると、癪持しゃくもち同然。そのたんびに目を白ッ黒いたして悩みましてござりまする。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)