畸行きこう)” の例文
かねて、奇弁畸行きこうの学者と、その性情を聞いている上なので、曹操も別に咎めもせず、また驚きもせず
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
浅草以来の椿岳の傍若無人な畸行きこうはこういう人を喰った気風から出ているのだ。
いや、予も腹にすえかねて、身が震えるほどだったから、よほど斬捨ててくれようかと思ったが、彼の畸行きこうは、世間に評判のようだし、彼の奇舌は、世上に虚名を博しておる。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)