用意したく)” の例文
しかし人々が上陸の用意したくをするようだから、目をこすりこすり起きて見るとすぐ僕の目についたのはかまのような月であった。
鹿狩り (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
かの字港に着くと、船頭がもう用意したくをして待っていた。寂しい小さな港の小さな波止場はとばの内から船を出すとすぐ帆を張った、風の具合がいいので船は少し左舷さげんかしぎながら心持ちよくはしった。
鹿狩り (新字新仮名) / 国木田独歩(著)