生膽取いきぎもとり)” の例文
新字:生胆取
夜が來て酒倉の暗い中からもとすり歌のかいの音がしんみりと調子てうしをそろへて靜かな空の闇に消えてゆく時分じぶんになれば赤い三日月の差し入る幼兒をさなごの寢部屋の窓に青い眼をした生膽取いきぎもとりの「時」がくる。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
生膽取いきぎもとりのさしのぞく夜。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
生膽取いきぎもとりの眼を見せつ。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)