璃寛りくわん)” の例文
所謂「都鳥廓白浪みやこどりながれのしらなみ」である。次が八月狂言の「吾嬬下五十三次」で、天一坊は小団次、地雷也は嵐璃寛りくわん、お六は坂東しうかであつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
中村雀右衛門じやくゑもんに次いで、尾上多見蔵たみざうの襲名があり、春の道頓堀では嵐徳三郎が、亡父の二十五年忌をしほに、四代目璃寛りくわん名跡みやうせきを相続するとの噂がある。