“班女”の読み方と例文
読み方 | 割合 |
---|---|
はんじょ | 100.0% |
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“班女”の解説
『班女』(はんじょ)は、世阿弥作と考えられる能の一つである。紅入り(若い娘)の狂女物だが、クルイ(激し乱れた心を表現する舞のパターン)の部分がなく、ひたすら扇に恋人を偲ぶ姿が舞と謡で表現される。
「班女」は「班氏の女(むすめ)」の謂で、具体的には班婕妤を指す。班婕妤は前漢の成帝の愛人であったが、趙飛燕にその座を奪われ、捨てられた我が身を秋の扇になぞらえて詩『怨歌行』を作った。この故事に因んでシテが「班女」と渾名されている。
扇物狂いと呼ばれるほど扇が目立つ。秋の扇は砧と並んで侘びしいものであった。
(出典:Wikipedia)
「班女」は「班氏の女(むすめ)」の謂で、具体的には班婕妤を指す。班婕妤は前漢の成帝の愛人であったが、趙飛燕にその座を奪われ、捨てられた我が身を秋の扇になぞらえて詩『怨歌行』を作った。この故事に因んでシテが「班女」と渾名されている。
扇物狂いと呼ばれるほど扇が目立つ。秋の扇は砧と並んで侘びしいものであった。
(出典:Wikipedia)