玩弄児がんろうじ)” の例文
さしわたし何十尺の円をえがいて、周囲に鉄の格子をめた箱をいくつとなくさげる。運命の玩弄児がんろうじはわれ先にとこの箱へ這入はいる。円は廻り出す。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)