狼狽ふた)” の例文
余はあわて狼狽ふためき、ふるう手に側の燈油を注ぎ入れて、辛くも火を消さずに済みたり、この火消えなば、余は実に暗中に煩悶して、暗中に死すべかりしなり。
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)