爼庖丁まないたぼうちょう)” の例文
ほこだの爼庖丁まないたぼうちょうだの、小道具の類が床に近く、乱雑に投げ出されて置いてもあったが、薄暗い部屋の微光の中で、その太刀の鞘の一本が銀灰色におぼめいているのが、これまた古風に眺められた。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)