“熊鷹眼”の読み方と例文
読み方割合
くまたかまなこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「死んで了つた後で、番頭や親類の者が、熊鷹眼くまたかまなこで搜したが、不思議ことにあるものは借金ばかり。何萬とある筈の金が、たつた十兩もないと聽いたら驚くでせう」
大和の法隆寺に近い町の旅籠はたごで会った時からすでに七、八年の星霜を経ているが、その折の野武士的な精悍せいかんさと鋭い熊鷹眼くまたかまなことは今も四郎の容貌にすこしの変りもなかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「死んでしまった後で、番頭や親類の者が、熊鷹眼くまたかまなこで捜したが、不思議なことにあるものは借金ばかり。何万とあるはずの金が、たった十両もないと聴いたら驚くでしょう」