“熊襲建”の読み方と例文
読み方割合
くまそたける100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「実は西の方に熊襲建くまそたけるという者のきょうだいがいる。二人とも私の命令に従わない無礼なやつである。そちはこれから行って、かれらを打ちとってまいれ」
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
すると熊襲建くまそたけるきょうだいは、命をほんとうの女だとばかり思いこんでしまいまして、その姿のきれいなのがたいそう気にいったので、とくに自分たち二人の間にすわらせて
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
命は、その土地にお着きになり、熊襲建くまそたけるのうちへ近づいて、ようすをおうかがいになりますと、たけるらは、うちのまわりへ軍勢をぐるりと三じゅうに立てかこわせて、その中に住まっておりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)