“熊毛鍪”の読み方と例文
読み方割合
くまげかぶと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次に待ちたる車もまだ寄せぬ間をはかり、槍取りて左右にならびたる熊毛鍪くまげかぶと近衛卒このえそつの前を過ぎ、赤きかもを一筋に敷きたる大理石マーブルきざはしをのぼりぬ。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
その乗りたりし車はまだ動かず、次に待ちたる車もまだ寄せぬ間をはかり、やり取りて左右にならびたる熊毛鍪くまげかぶと近衛卒このえそつの前を過ぎ、赤きかもを一筋に敷きたる大理石の階をのぼりぬ。
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)