“照手”の読み方と例文
読み方割合
てるて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「小野の小町だって照手てるて姫だって、あれほどの美い女ではあるまい——と、これは口上の金太のせりふですがね」
「へん、時々はこっちから儲けさして差上げる事もあるんだ。まあーっ、高尾か玉菊か、照手てるての姫か弁天か」
傾城買虎之巻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
駅路の遊君は斑女はんじょ照手てるての末流にして今も夕陽ゆふひななめなる頃、泊り作らんとて両肌もろはだぬいで大化粧。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)