煎茶炉せんちゃろ)” の例文
傍らへ寄せた白土の煎茶炉せんちゃろへ、さっきから三つ四つの炭のけらをついでいたが、火箸を置くと、風雅な唐団扇からうちわって、ちりのたたぬ程に炉の口をあおいでいるのだった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)