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無精髯
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ぶしやうひげ
ふりがな文庫
“
無精髯
(
ぶしやうひげ
)” の例文
さう言ふのは、五十に近からうと思はれる見る蔭もない男、涙と鼻水と一緒にかなぐり上げて、一生懸命さが
無精髯
(
ぶしやうひげ
)
の面に溢れます。
銭形平次捕物控:060 蝉丸の香爐
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
總髮に
無精髯
(
ぶしやうひげ
)
、眼が細くて蟲喰ひ眉で、鼻がシラノ・ド・ベルジユラツク風で、唇の厚い、首の短かい、まことに怪奇な
風貌
(
ふうばう
)
です。
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お秀の白い顏が、八五郎の顏へ近づくと、香ばしい息が八五郎の
無精髯
(
ぶしやうひげ
)
の頬を
爽
(
さはや
)
かに撫でるのでした。
銭形平次捕物控:157 娘の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
無精髯
(
ぶしやうひげ
)
の生えた中老人が、貧乏臭い破れ障子の蔭から顏を出した時は、錢形平次も驚きました。庚申塚の赤塚家の豪勢な暮しに比べると、あまりにもひどい違ひやうです。
銭形平次捕物控:173 若様の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
精
常用漢字
小5
部首:⽶
14画
髯
漢検1級
部首:⾽
15画
“無精”で始まる語句
無精
無精髭
無精鬚
無精者
無精髪
無精髮