無意味ノンセンス)” の例文
『ああ、実に! なんという汚らわしい事だろう! いったい、いったいおれが……いや、これは無意味ノンセンスだ、これは愚にもつかぬことだ!』
が、そこまでは豈夫まさかに思い切れなかった。人生は無意味ノンセンスだとは感じながらも、俺のやってる事はうそだ、何か光明の来る時期がありそうだとも思う。要するに無茶さ。だから悪い事をしては苦悶する。
予が半生の懺悔 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)