焚書ふんしょ)” の例文
また屍様図を描き魔法典焚書ふんしょを行ったりして、犯罪方法を暗示したり捜査の攪乱かくらんをあらかじめ企てたという事が、はたして
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
○貴問に曰く、丈夫死すべき所如何いかん。僕去冬以来、死の一字大いに発明あり。李氏焚書ふんしょの功多し。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ウェルナー大僧正の「イングルハイム呪術マジック」など七十余りに及ぶけれども、大部分はヒルドの「悪魔の研究エチュード・スル・レ・デモン」のような研究書で、本質的なものは算哲の焚書ふんしょに遇ったものと思われた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)