“漠野”の読み方と例文
読み方割合
ばくや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渡河瀕死ひんしの難、雪峰凍死の難、重荷おもに負戴ふたいの難、漠野ばくや独行の難、身疲しんぴ足疵そくしの難等の種々の苦艱くげんもすっぱりとこの霊水に洗い去られて清々として自分を忘れたような境涯に達したです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その歌を謡う調子の活発さは人をして知らず知らずいかなる曠原こうげん漠野ばくやの中へも、またいかなる高山積雪の中へも敵をつ為には一身をなげうって進もうという勇気を喚発かんぱつせしむるに足るです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)