“滇々”の読み方と例文
読み方割合
てんてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さてさて、性なき者には遂に天日の愛もとおらぬものか。人とも思えぬやから、見る眼もず。早く解いて、山野へ帰せ」と、滇々てんてん水の去るが如く、愛憎を超えた面持で彼方かなたへ行きかけた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)