“満二歳”の読み方と例文
読み方割合
まるふたつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妻は、その間に、紙蚊帳のつり手をはずしかけた。その蚊帳のすそに戯れていた亀一かめいちは、まだ満二歳まるふたつにもならなかった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
針包の荷を、風呂敷で背なかに廻し、その上に、猿廻しの猿みたいに、まだ母の肌恋しい、満二歳まるふたつになるかならぬ女の児を背負って歩いている旅の針屋は
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)