湯津々間櫛ゆづつまぐし)” の例文
かく白して其殿あみおかの内に還り入りますの間、いと久しうして待ちかねたまひつ、故れ左のみゝつらに刺させる湯津々間櫛ゆづつまぐし男柱おばしら一箇ひとつを取りきて一火ひとつひを燭し入りますの時、うじたかれとゝろぎて
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)