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温良
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おとな
ふりがな文庫
“
温良
(
おとな
)” の例文
「くだものさ。花もある、もうすこし
温良
(
おとな
)
しくしているんだよ。わかったかな。」
後の日の童子
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
だが彼は、
温良
(
おとな
)
しい上に、ただ一つの潔癖がある。それは、自分が愛し得ない女には、指一つ触れることさえ出来ない性情だった。愛の潔癖性、それが彼を青春時代の危機から、救ってくれた。
第二の接吻
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
食べ物のお土産などを持って、村川は、それを頭から、追い
斥
(
しりぞ
)
けもしなかった。
温良
(
おとな
)
しい彼は、親切におだやかに応対した。女はいろいろに彼を誘惑した。結局彼は、彼女に唇一つ与えはしなかった。
第二の接吻
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
おまへは
温良
(
おとな
)
しく育つてゆけばいいのです
忘春詩集:02 忘春詩集
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
良
常用漢字
小4
部首:⾉
7画
“温良”で始まる語句
温良恭倹譲