“渡辺錠太郎”の読み方と例文
読み方割合
わたなべじょうたろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二・二六事件のさいに、渡辺錠太郎わたなべじょうたろう大将は、青年軍人らによって、その住居をおそわれて銃殺されたが、その理由は、同大将が、天皇機関説を不当の説でないと、となえたからであった。
暗殺された重臣中、すでに確実となったのは、斎藤実さいとうまこと高橋是清たかはしこれきよ渡辺錠太郎わたなべじょうたろう、といった人々で、そのほかに、牧野伸顕まきののぶあき鈴木貫太郎すずきかんたろうの二重臣も襲撃しゅうげきをうけたらしいが、その生死はまだ確実ではない。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)