“渡船塲”の読み方と例文
読み方割合
わたしば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みのるは白木蓮の花を持つて、吾妻橋の渡船塲わたしばから船に乘つた。船が岸を離れた時のゆるやかな心のすべりの感じと一所にみのるの胸には六七年前の追懷の影が射してゐた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)