“淹悶”の読み方と例文
読み方割合
うんざり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨日一日のこがらしで、急に枯々な木立も目につき、こずゑも坊主になり、何となく野山の景色が寂しく冬らしくなつた。長い、長い、考へても淹悶うんざりするやうな信州の冬が、到頭たうとうやつて来た。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)