混雑こんがら)” の例文
旧字:混雜
次第に掻口説かきくどくような調子を帯びた。お倉の癖で、枝に枝がさして、しまいには肝心の言おうとすることが対手あいてに分らないほど混雑こんがらかって来た。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)