高橋を渡って海辺大工町うんべだいくちょうを曲り、寺町から霊岸前へ先廻さきまわりをして、材木屋の処にかくれて居て、侍の向うずね打払ぶっぱらって遣ろうと思い、しきりとねらって居りますると