流紋玻璃りゅうもんはり)” の例文
どうだ、この頁岩けつがん陰気いんきなこと。全くいやになっちまうな。おまけに海も暗くなったし、なかなか、流紋玻璃りゅうもんはりにもわさない。それに今夜もやっぱり野宿だ。
楢ノ木大学士の野宿 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
蛋白石のいいのなら、流紋玻璃りゅうもんはりを探せばいい。探してやろう。ぼくは実際、一ぺんさがしに出かけたら、きっともう足が宝石のある所へ向くんだよ。そして宝石のある山へ行くと、奇体きたいに足が動かない。
楢ノ木大学士の野宿 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)