流刑地イズケ)” の例文
三十五日のひどい苦労も、これで虻蜂あぶはちとらずになる。ただ、流刑地イズケの三角洲から百五十里ほど日本に近いところで死ねるということだけが皆の慰めだった。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)