“洞爺”の読み方と例文
読み方割合
とうや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地震の始まる二日前の七月十九日から有珠岳の北にある洞爺とうや湖で魚がぱったり釣れなくなった(今村明恒、振動に対する動物の受感性について)
地震なまず (新字新仮名) / 武者金吉(著)
ここで沼と言っているのは洞爺とうや湖のことで、寒いぞよ寒いぞよと繰返しているのは、そこのぬしが竜蛇だからである。
えぞおばけ列伝 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
今ごろは、北海道が大層ええちゅうけ、阿寒あかん湖、洞爺とうや湖、摩周ましゅう湖、支笏しこつ湖、など、湖めぐりをして来るがええ。大雪山だいせつざんにも、まだ、雪が残っとるじゃろう。アイヌも珍しいけ
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)