“洒掃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいさう50.0%
さいそう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前庭の洒掃さいさう浄らかにして一草一石を止めず。雨戸を固くとざしたる本堂の扁額には霊鷲山りやうじゆさん舎利蔵寺しやりざうじと大師様の達筆にて草書したり。方丈の方へ廻り行くに泉石の按配、尋常よのつねならず。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
人の顔色はなお家の門戸のごとし、広く人に交わりて客来を自由にせんには、まず門戸を開きて入口を洒掃さいそうし、とにかくに寄りつきを好くするこそ緊要なれ。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)