洋妾ラシヤメン)” の例文
が、さうとすればそれは金のかかつた癖に下品な西洋人好みのけばけばしい着附、厚かましい物ごしを想像させる洋妾ラシヤメンに違ひなかつた。無論、藝者の感じではなかつた。
女盗 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
私はまた二三年ぜん、大阪の天王寺行きの電車のなかで、洋妾ラシヤメンでもしてゐたらしい女が、両手の指に、みんなで十二個の金の指環をはめてゐるのを見かけたことがあつた。