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泬寥
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けつりょう
ふりがな文庫
“
泬寥
(
けつりょう
)” の例文
しんしんとして、
木蓮
(
もくれん
)
は
幾朶
(
いくだ
)
の
雲華
(
うんげ
)
を
空裏
(
くうり
)
に
擎
(
ささ
)
げている。
泬寥
(
けつりょう
)
たる
春夜
(
しゅんや
)
の
真中
(
まなか
)
に、和尚ははたと
掌
(
たなごころ
)
を
拍
(
う
)
つ。声は
風中
(
ふうちゅう
)
に死して一羽の鳩も下りぬ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
泬
部首:⽔
8画
寥
漢検1級
部首:⼧
14画