泌々しみ/″\)” の例文
氣性者らしいお北も、急に此世へたつた一人殘されたと判つたやうに、泌々しみ/″\と涙をこぼしました。
泌々しみ/″\とした調子に引入れられるともなく、平次も思はず固唾かたづを呑んで鋭鋒えいほうをゆるめます。
平次は小判の光と、驚き呆れる常右衞門の顏を見比みくらべ乍ら、泌々しみ/″\とかう言ふのでした。