汽缶かま)” の例文
旧字:汽罐
「もっともこの前のあの騒ぎがあるからね。途中で汽缶かまへ穴がいていごけなくなる汽車なんだから、全くのところ心細いにゃ違ない」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自分の石炭を自分のうちの汽缶かまにくべて、煙が出るからというて、罰金をとられてはたまりまへん。藁を焚いても、煙は出ますさかいにちっと辛抱してもらわな困ります
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)