水旱すいかん)” の例文
彗星の見ゆるも水旱すいかんの起こるも、みなしかるべき必然の理ありて存するものにして、その一方についてこれを考うれば、あくまで必然の規則に従うものとなすよりほかなきも、人事と天文とを合して
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
路に錦江きんこうの嶮をひかえ、地勢は剣閣けんかく万峰ばんぽうに囲まれ、周囲二百八程、縦横三万余里、鶏鳴けいめい狗吠くはい白日も聞え、市井点綴しせいてんてつ、土はよく肥え、地は茂り、水旱すいかんの心配は少なく、国富み、民栄え、家に管絃あり
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秋高の天、地は水旱すいかん
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)